「今や復讐心は俺の性格だ」
第15回部室上映会にて。
『凄い』の一言。
ラストの演技は完全に常軌を逸していた。良い意味でもはや人間ではない。
もうお腹いっぱいの状態から更に何度も殴ってくる作品。ここまで追い討ちをかけてくる作品は中でも珍しい。
テーマ性やラストの展開に目がいくが
ラブロマンス要素に関して、その魅せ方が素晴らしい。絶妙な仕草や瞬間の切り取りに対して、つい剥き出しの羨ましさを感じてしまう。
台詞も全部センス良かった。
聞いたことない言い回しばかり。
一度韓国映画のヤバさを味わってしまうと他の国の作品があっさりで仕方がない。
画面を二分割しての
年代を示すダイジェストセンス良い。
突然出された後の強者感。
ラストにかけてのチェ・ミンシクから出るイケオジ感の凄さを感じるというより、前半にあれだけイケオジ感を消して魂の演技を曝け出せる実力に拍手が止まらない。
歳の差の恋に当たるし、無愛想だし、汚いけど、いやこれは惚れるよ。格好良い。
監禁ビジネスなるものは本当にあるんだろうか。普通にヤバすぎ怖すぎ。
アクションシーン凄い。
廊下のワンカット長回し、これわざわざセット作ったんかな。壁ぶち抜いたんかな。
アドリブも多く本当に実力で魅せられた2時間だった。
複数人で観てて気まずさが尋常じゃなかった。
ドッと疲れた。
でもこれはやはり観るべき一本。
読んでくれてありがとう。
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「男は今日を適当に過ごす」
「笑う時は世界と一緒
泣く時はお前独り」
「私は獣にも劣る人間ですが
生きる権利はあるんじゃないですか」
「うざいオヤジ」
「初めて聞いた
テレビで悪口は教えない」
「俺は一種の学者 専攻はお前
オ・デス学の権威」
「私がそれを歌ったたら
おじさんは準備して
思い切り襲っちゃって」
「今日もやっぱり適当に過ごせそうにない」
「復讐は健康に良い それが終わると
忘れていた痛みが戻ってくる」
「人は想像力があるから卑怯になる」
「砂粒であれ岩の塊であれ
水に沈むのは同じだ」
「なんてお祈りしたらいい?」
「神様 次は絶対に
若い男に合わせて下さい」
「愛してる おじさん」
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⚠️ネタバレ注意⚠️
現実の事例に父娘の関係ってたまに聞くけど、この作品観て「いややっぱこれくらいやよね。精神おかしくなるよね」と納得というか、確認した。リアルのヤバい人ってほんまにヤバい。
正直ありえなさすぎてどのくらいヤバいかが想像すらできずあまり血の気は引かなかった。でもつまりそうゆうことで、想像すらできないで合っていると思いたい。