オールド・ボーイの三体艦隊のネタバレレビュー・内容・結末

最悪のドッキリ映画。
《気になるところ》
・ドッキリを仕掛けるのに催眠術が万能すぎる。個人的にはここのリアリズムが欲しかった。
・お互いに了承のもと近親相姦していたことがバラされることの復讐が、なぜ相手に近親相姦させることだったのかはよく分からない。同じ苦しみを相手に味わわせたかったら、主人公に自ずから近親相姦をさせるように仕向け、その事実を周囲にバラすことでは。
・近親相姦していないのに、していたという噂を流されて姉が自殺したというストーリーであれば苛烈な復讐劇はより理解できるが、ただ事実を吹聴されてここまでの復讐劇になるのかは少し疑問。

最後に、敵の姉が鏡やカメラで自分の顔をドアップに映すことには何か別の理由があるのだろうか。敵は姉とお互いに愛し合っていたというが、姉は弟を愛さず、実は自分だけを愛していたのかもしれない。
敵（弟）は実は姉からも疎外されていて、最初から最後まで孤独であり、姉から愛されていたと妄信し、そこからの帰結として復讐に走ったが、愛されていなかったことがどこか分かっている感じでもあった。