このレビューはネタバレを含みます
廊下の長回し戦闘シーンを見て以来、ずっと気になっていたため鑑賞。
泥臭い戦い方だけどかっこいい!
しかし、私的に無駄に思える性描写が多くて観ていて気分が滅入った。
ミドというキャラクターが都合のいいお色気キャラに見えて人間性が薄く感じた。とにかくそういう展開が来るたびにげんなりした。
ただデスがウジンに必死に許しを乞うシーンは圧巻。とても芝居には思えない魂の演技だった。自分もその場にいるような錯覚さえ覚えさせられた。デス役の俳優さんが実際に大切な人を人質にされて演技していると言われても信じるだろう。
復讐の虚しさを描いた映画。いつでも自殺出来るようにペースメーカーをリモコンにしたウジンが切ない。鬱屈とした罪悪感と自己嫌悪を抱えながら惰性で生きてきたのだろうか。嫌いになれない…。