スラム街に暮らす兄弟が豪華なピザを食べるべく奮闘する姿を描いたハートフルコメディ。
インドのスラム街の暮らしをリアルに見られるのが一番の魅力。
貧しくも楽しく成長していく兄弟の姿は温かい。
大団円ってほど最高の終わり方ではなかったけど、ラストの2人の感想がこの映画のテーマな気がする。
貧富の差が激しく、それによる差別も色濃い社会。
お金を持っているということが本当に"豊か"ということなのだろうか。
兄弟やその周りの人たちには、貧しいながらも幸せな生活がある。
差別は根絶すべきだけど、貧富の差による優劣なんて果たしてあるのか。
皮肉を少し利かせながら、温かくも力強いメッセージを伝えている。