このレビューはネタバレを含みます
インドのスラム街で育っている兄弟が、ピザに恋い焦がれ、必死に一口でも食べてみたいと奮闘する話。
だけのように見えるが、実際は大人の世界、思惑が全て裏で並行して走っている。
たくさんの子どもたちがインドで過ごしているが、その中で起こっている現実問題も同時に映されている。スラム街・暴力・差別。
ただ、子ども時代に純粋に、何かを無性に手に入れたくなるあの気持ちを思い出させてくれる。
この今の時期に、ただただ純粋な素直な気持ちでハッピーに観れる映画で、最後の彼らの言葉が全てを物語っている。
やっぱり、自分たちのものがいい。
インド映画の人が多い演出は、やはり見がいがある。