GaPTooth

ナチス侵攻!のGaPToothのネタバレレビュー・内容・結末

ナチス侵攻!(1943年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

『我らはなぜ戦うのか』

「ドイツはいつの時代も世界征服を企ててきた」ということをドーーンと強調している。
1863年ビスマルクしかり、
1914年ヴィルヘルム2世しかり、
1933年ヒトラーしかりである...なんてね。

世界中で起きたすべての悲惨な出来事や多勢の犠牲者の元凶は「ヒトラーの征服願望」だと決めつけている。

「ナチスは秘密裏に戦闘兵器の開発を行ってきた」と主張し責め立てているが、米国こそ『原子爆弾』の開発を行い、日本へ2度に渡って投下し、実験台にしたのではないのか。

日本に『原子爆弾』を投下し、未だに大勢の日本人(被爆2世や3世)に苦しみを与えているのは、ヒトラーのせいだとでもいうのか?NO!NO!NO!である。

1938年3月12日のオーストリア侵攻から始まったナチスドイツの台頭が、憶測と決めつけで描かれていく。真実の映像に"意図的に"つけられた解説が延々と流れる。

確かにヒトラー率いるナチスドイツの蛮行は責められてしかるべきだと思うが。

悪意のある編集の成せるわざ(笑)スゲーわ。

戦争に正義の側も悪の側も無いだろう。
どちらの側も、互いに殺し合うんだから。
どちらの側も、自分たちこそ正義だ!と主張して大勢の犠牲者を出しているんじゃないのか。
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