ちろる

あさひなぐのちろるのレビュー・感想・評価

あさひなぐ(2017年製作の映画)
3.5
高校入学したその日、ひょんなことから薙刀部に入部させられることになったあさひ。
初日に痴漢から助けてくれたまはる先輩に憧れてしまったことから薙刀部に入部することになったあさひ。
薙刀とはなんぞや?
私も全然知らなかったけれど、江戸時代武家の娘のたしなみだったらしい。
結構魅力的なこんな紹介文を聞けば、私ももしこの高校にいたら入部したくなってたかもしれない。

こう言うスポ根系、重要なのはこのあさひよように、主人公がズブの初心者で、しかもセンスもなさそないつ辞めるか分からないようなキャラである事。
そして、こんなポンコツ初心者が、いかにして一人前になってくのかのプロセスを清々しく見せてくれるのかが要となる。
そう言う意味では、憧れの先輩が試合で負けて、それを見返すためにヒロインが頑張るというシンプル明快に、中盤から後半まで試合で魅せてくれたのは素晴らしい。
元乃木坂の西野七瀬さんが天然風キャラで可愛らしいヒロインがあくせくするアイドル映画だと侮っていたが、なかなか爽やかで見応えはある。
薙刀、剣道に似ているが違うこの競技、全く知らなくても、わかりやすい説明があり楽しめるので、さわやかなスポ根を楽しみたい人におすすめです。
ちろる

ちろる