にゃんこむ

サヨナラの伝え方のにゃんこむのレビュー・感想・評価

サヨナラの伝え方(2016年製作の映画)
3.7
韓国の猫映画。

○寿司職人を目指し働く青年のナビ。引っ越し先のマンションの隣人のイジョンは旅行記事の記者をしておりとても魅力的な女性だが、彼が気になったのは彼女の飼い猫ヤンマだった。
実はナビには猫の中に入り込んだ人間の魂と対話する能力があった。イジョンの飼い猫ヤンマには人間の中年女性の魂が宿っており……。

あらすじをサッと見た時は”猫と対話できる能力”なのかと思っていましたが、”猫に取りついた人間の魂と対話できる能力”というピンポイント過ぎる能力を持つ主人公。
日本では、狐憑きなど動物の魂が人間に取りつく現象があるといわれていますが、逆のパターンははじめて見ました。韓国では一般的な心霊現象(?)なんでしょうか。

友達の家のかわいい猫が小太りな小汚いおっさんに見えたり、そのおっさんと一緒にお風呂に入ったり(笑)
猫と意思疎通ができるのは楽しいかと思いますが、彼の目に見えているのはオジさんオバさんなので楽しくなさそう(笑)
でもそんなオジさんオバさん(猫)にも優しくするナビ優しい。

逆にイジョンはヤンマのための思って行動しているんでしょうが、ちょっと頭の弱い女性だなぁと感じてしまいました。
主人公のお荷物にしかなっていないのはヒロインとしていかがなものか……。

パッケージだとただのトラ猫に見えましたが、綺麗なアビシニアンのヤンマ。お顔は小さくてアーモンド型の目がとても綺麗。おでこのタビー模様も綺麗に出ています。
うちの飼い猫がソマリ(アビシニアンの親戚みたいな品種)なので、親近感がわきます。

元の猫の人格(?)はどこにいったんだろう……と考えてしまうとちょっとホラー。
にゃんこむ

にゃんこむ