ぶちょおファンク

サヨナラの伝え方のぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

サヨナラの伝え方(2016年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤★1.5 中盤★2 終盤★2

大変に面白いアイデア、設定なのに見せ方や演出や展開の持って行き方にあまり丁寧さはなく(終盤辺りは良かった)非常に勿体ない印象。

ネコ好きで実際4匹飼っていたのでこういう状況を経験しているけどあまり共感も感動もできるクオリティーの内容ではなかった。。。

今作の一番の問題点は
“ネコの身体に途中から宿ったヒトの魂”で、
そうなると“元のネコの魂”はどうなってるの?
ってのがある。
「ヤンマ(ネコの名前)は途中から変わった」って感じの台詞があり、
つまりは母(オンマ)がヤンマに乗り移ったから雰囲気が変わった訳で。。。

当初は“擬人化”され彼にはそう見える能力かと思ってたけど違い、
“ヒト(彼女の母)が亡くなりネコに魂が乗り移り”
もう少し娘と過ごしたい…
ってのですが
エゴすぎると思いました。
人権ならぬ“ニャン権侵害”ですよ!!!(笑

こういうのにしたいのなら、
母の命日の前後数週間だけとか、
死後数年のみ乗り移れるとか、
なんらかの条件が整った場合にのみ起こる不思議な現象にして欲しかったです。

そうすることで彼がネコのなかのヒトが見えるってことは…!!!
という引っ掛かりのある物語になると思いますね、オレは。

2020年103本目