りり

ゆれる人魚のりりのレビュー・感想・評価

ゆれる人魚(2015年製作の映画)
3.2
現代版「人魚姫」を描いたポーランド映画。舞台は80年代だそうで流れる曲もステージ演出もレトロでかわいい。人魚は人喰いという設定なので、童話の「人魚姫」というよりはセイレーンのイメージに近い感じかな。人魚のフォームはウォーターハウスやバーンジョーンズの描いたセイレーンにそっくり!妖しさとイノセンスと凶暴さがある。ぬめっとした尾の質感などは怪物っぽくてよかった。本編は結構グロめのシーンもあるなどダークな趣もありつつ、ミュージカル要素もあって色々と盛り盛りで楽しかった。サントラ欲しいくらい。

ずーっとコロナで自粛してるからかナイトクラブやライブ、結婚パーティーなど乱痴気騒ぎのシーンがうらやましくてしょうがなかった。もちろん、コロナ抜きに普通に見ても楽しい場面だと思うけど。
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