現代版「人魚姫」を描いたポーランド映画。舞台は80年代だそうで流れる曲もステージ演出もレトロでかわいい。人魚は人喰いという設定なので、童話の「人魚姫」というよりはセイレーンのイメージに近い感じかな。人魚のフォームはウォーターハウスやバーンジョーンズの描いたセイレーンにそっくり!妖しさとイノセンスと凶暴さがある。ぬめっとした尾の質感などは怪物っぽくてよかった。本編は結構グロめのシーンもあるなどダークな趣もありつつ、ミュージカル要素もあって色々と盛り盛りで楽しかった。サントラ欲しいくらい。
ずーっとコロナで自粛してるからかナイトクラブやライブ、結婚パーティーなど乱痴気騒ぎのシーンがうらやましくてしょうがなかった。もちろん、コロナ抜きに普通に見ても楽しい場面だと思うけど。