現代版アンデルセン作の童話『人魚姫』
とりあえず始終ジメジメしてて生臭そう、そして痛々しい。
世界観の作り込みが凄いんです。
アリエルのようなマーメイドという感じではなく、ウツボのようなぬめっとした尻尾に鋭い牙を持っていて、人魚伝説にありそうなモンスターの印象に近かったです。
ちょっと怖いミステリアスなキャラクター設定が個人的にめちゃくちゃ刺さりました。
(小さい頃、神話や架空の生物についての本を読み漁ってた過去あり🧜♀️)
異様に明るいミュージカル要素がちょくちょくあったのが気になったし、抽象的な演出で細やかなキャラクターの心情や状況把握が難しいところもあったけど、主役の二人の表情や演技が素晴らしすぎて、最後まで飽きずに鑑賞しました。
恋した青年に自分の鱗を剥ぎ取り、ギターのピック代わりに使ってとお願いするシルバーの純朴さが可愛い😭
最後の演出は切なかったな....
そしてゴールデン役のミハリーナ・オルシャンスカの目力が素敵でした。
人間を翻弄する妖艶さやある時は野生的で残酷な鋭さが本当に観ていて飽きない...！
こんな人魚いたらすぐ餌になりそう笑
