ふぁるこんりえ

ゆれる人魚のふぁるこんりえのネタバレレビュー・内容・結末

ゆれる人魚(2015年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

なんとなく、エグさがあるものだと思いながら、昼食を食べながら鑑賞。

共産主義時代下であった1980年代のポーランドを舞台に、
アンデルセン童話の人魚姫にツイスト
ひねり 
を加えたホラー・ファンタジー・ミュージカル映画。


まず人魚のビジュアルに惹かれる。
映画の中の衣装や美術の色彩バランスが綺麗だった。
人魚といえば、
鱗が光、綺麗な物を浮かべるが、
この映画では、そんなものではなく、
匂いもあり、奇妙なものだった。

人魚の下半身、お臍も性器もない。

ミュージカル映画であり、
前半の人魚の姉妹が街へ出かけ買い物へ行くシーンは、
華やかで賑やかで可愛かった。
姉のシルバーかな?が歌うシーンもとても可愛かった。

好きになった人が、別の人と結ばれると、
あなた自身が泡になると。
イメージは、海の中で泡になることを想像してたけど、
石鹸で泡立てたような泡になってた。

この人魚は人間が思い描く綺麗なものではなく、
人を食べる恐ろしいものだった。

結局人間の世界では生きていけない儚さも感じた。

確かに授乳と点滴のシーンなど、独特な雰囲気な世界観満載だった。

2022.7