赤線地帯に投稿された感想・評価(★2.1 - 3.0)

「赤線地帯」に投稿された感想・評価

黒澤明、小津安二郎と並び称される溝口健二を本作で初めて観る。
シェイクスピアやギリシア喜劇のような、人間の交錯によって生まれる力動を感じる。貧困の中で逞しく生きる女たち。
坂口安吾が堕落論の中で、「…

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花の地獄道

素晴らしい役者が揃い踏みで、描き方も絶妙なバランスであるため、とても観易い。
画面と音楽の演出が物足りないが、邦画にもこんな時代があったのだと羨ましく思う。
若尾文子目当てで鑑賞も、さほどスポットもあたらず。最後はよかったけど。

ありがちと言えばありがちな展開。
いまいち入り込めなかった。

物語としては、さほど盛り上がるシーンはない。しかし、そこに生きる人々のリアルな声が、劇映画でありながら伝わってくるのが凄い。
そして、女性達の描き方が見事。溝口監督の粘りの演出が、画面を通してでも分…

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このレビューはネタバレを含みます

戦災で妻と子を失った男、行政整理で職を失った上に結核まで患った男、女を抱く男にも色々ある。

溝口健二の遺作としては今一歩。
悲劇もあるがあまり大した内容でないしこの手の現代的な無常観の描写に関しては成瀬巳喜男の方が上手に思う。

若尾文子の守銭奴ぶりはさすがで殺されかけるシーンは吉原の最近…

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泉くん

泉くんの感想・評価

3.0
売春防止法前後あたりを描いた映画は好き。ラストの不穏な感じも良き。
yui

yuiの感想・評価

3.0

初・溝口健二監督!

昔の吉原ってこんな感じだったんだ!働く女の人が自ら客引きするスタイルなのね。笑

って呑気に見てたんだけどさ・・・

最近記事で見た、新宿のトー横のリアル。若い女の子達がまるで…

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Hiroking

Hirokingの感想・評価

3.0
〖1950年代映画:小説実写映画化:大映:ATB〗
1956年製作で、芝木好子の短編小説『洲崎の女』をモチーフに実写映画化で、溝口健二監督の遺作らしい⁉️

2023年1,564本目
bluetokyo

bluetokyoの感想・評価

3.0

面白いか面白くないかどちらだと問われれば、あまり面白くはない。赤線という売春風俗を扱っているわけだが、その風俗に興味がないと、まったくつまらなくなってしまう。小津安二郎監督の作品は、いま見ても、心を…

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