これほどクローズドな空間における視座によって、より大きな社会的な意味合いを持たせることができるのかと感嘆。
法律や結婚、店の旦那、あらゆるしがらみに囲まれた女たち。それでも、それぞれが抗い、今日を…
恥ずかしながら「赤線」という語の意味を知らなかった。そしてとても良い映画だった。国家による風紀への介入というマクロな視点が、社会の隅っこでなんとか生きなければならない女性のミクロな個々の視点と結びつ…
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溝口健二の描く世界っていつも胸を抉られるような哀しみ。
好きなんだけど、本当に悲しくなるし、やるせなくなる。
しかも溝口健二はいつも、悲劇をとっても美しく撮るから余計に悲しみが辛くなってくる。
…
おんなたちのせいかつがひとりひとり、しっかりそれぞれが描かれているのがとっても親切でよかった
京マチ子さまが「うち、ヴィナスや!」と高らかにはしゃぐようす、なんたっていい その通りでした
子どもに、…
京マチ子目的で見たけど、歴史背景とか考えても興味深い
I went for this one just in order to see Kyo Machiko, but it's interesti…
溝口健二の遺作観る
久しぶりまた観るです
売春防止法施工の審議を背景に
吉原のやや高級な売春宿で働く
女性たちの群像ドラマ
軽いタッチの風俗ドラマだけど
女性の個性が立っていて面白かった
5人…
街頭に立ち、道行く男に声をかける女たちの姿がとても印象的だ。男が女を「買う」ために繰り出していたあの通りは、女が自らを男に「売る」場所へと変貌を遂げた。暮れゆく斜陽の赤線地帯。そこにある居心地の悪い…
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