このレビューはネタバレを含みます
ハナエがクズ旦那とラーメン啜るシーンが好き。ハナエ、赤ん坊抱きながら哺乳瓶のミルクを自分でも一口あおる。ハナエはラーメンをほとんど食べない。クズ旦那、風俗嬢をののしる。ラーメンをハナエからもらう。…
あわわわ、めちゃくちゃおもしろい!
「夢の里」という名の売春宿。
お金を払えば1番の売れっ子美人を買えるかもしれない、男性たちのそんな淡い夢の里。
はたまた、ここで身を売って稼ぐことで今の生活から…
溝口健二監督『赤線地帯』(1956)
国家の政策を揺るがす"売春"に対する世間の目。そして、世間を解体したときに残る個人の欲望がそもそも"売春"を成立させているということ。
その矛盾の中で、男女…
病気で働けないハナエの旦那のクズっぷりが清々しい
口を開けば愚痴ばかり、自分のために働いてくれているハナエに対して労いの言葉も掛けずハナエの分のラーメンを貪る様は何とも醜い
挙げ句の果てには妻の娼婦…
溝口健二監督の遺作。
売春禁止法施行(1958年)直前の吉原を舞台に女性たちの生き様を描いた群像悲喜劇。
「夢の里」
率直な感想として、想像していたより見やすかった。吉原を舞台にした溝口監督作…
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なんだろう…とても好きだ!
全てのカットが絵になるというか…
特に女性陣が何人も揃っている楽屋?バックステージのシーンは、ブロマイドが欲しいくらいいちいち刺さった!
一見、明るく逞しく生きている…
きれいだ。とっても。
昔の女優に憧れる。
昔のが男尊女卑や女性軽視が激しかったはずなのに、昔の女優ってある種の芯や強さがあるのは何故だろうか。。。
表層上の画やキャラクターとしての強さじゃなくて…
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赤線のイメージは、江戸時代の吉原物の延長のように思っていたが、この映画を見て改めることができた。花魁とは違って、何とか生き抜こうとする普通の女たちの物語だった。
汚職で逮捕された父の保釈金を払う…
©KADOKAWA1956