見るたびに別人になってる！ってついったで見たのが最初だった気がするアンドレア・ライズボロー。覚えてる最初の作品は「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」かな。「オブリビオン」見たの最近なので。
ポスターとかコピーとかがすごい悲惨なことが起きるサイコスリラーみたいな雰囲気なので身構えてしまったのだけど、淡々と寂しいけどいい話だった。
あまりにも孤独で人付き合いが苦手なあまり、人とのつながりを求めて嘘をついてしまう女性、という印象付けが前半でがっつりなされるものだから、後半どうなるのかすごくハラハラしてしまうのだけど。
30年前に行方不明になった娘をまだ忘れられずにいる夫婦の元に、自分がその娘かもしれない、と名乗り出てしまうのは、すがるようなナンシー自身の希望が込められた半ば妄想とはいえ、けして悪気のあったものではなく、結局それは夫婦にも伝わったのだと思う。
ブシェミがお父さん役なんだけど「確かに似てる」と思わされてしまうキャスティングの妙。
