病気の母と暮らす作家志望の女性が、人との繋がり、心の温もりを求める姿を描いたサスペンスドラマ。
日常的に虚言を繰り返して人とのコミュニケーションを作っていくナンシー。
失踪したある夫婦の娘が自分だと信じ、夫婦に会いにいく。
そこでの会話や気持ちには恐らく嘘はない。
自分の人生の本当の意味、生きる目的、自分自身を追い求める姿は切なく生々しく共感を生む。
リンチ夫妻の葛藤や対応もエモーショナルでリアル。
妻エレンは娘ブルックとしてナンシーと話し、夫レオはナンシーとブルックを分けて話す。
代名詞"you"と"she"の違い、変化が効果的。
キャラクターたちの心の揺らぎと選択は、それぞれ切実で胸に残る。
アンドレア•ライズボローの演技は圧巻の素晴らしさ。