Hiroki

中国侵攻作戦のHirokiのレビュー・感想・評価

中国侵攻作戦(1944年製作の映画)
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やけに編集が凝ってるなぁ思ったら、フランク・キャプラ。特に三千万人大移動のシーンの人、人、人のモンタージュが印象に残る。

これはプロパガンダ映画であるけど、日本の中国侵略の基礎知識、アメリカ側からはこう見えていたということも含めて見る価値はある。日本は中国を侵略したことは立場によって語られ方は違えど、事実であって日本人が知るべきこと。日本人は戦争を語る時に被害者ヅラばかりはしていられない。

民主主義の信奉者である善の連合国vs帝国主義独裁を行う悪の枢軸国という構図があまりにも鮮明なのは流石にプロパガンダ映画。とはいえ、はっきりとした善悪の構図はスターウォーズを初めとして戦争を題材にしたフィクションでは当たり前でそれを普段は当然のものとして受け入れているわけだから人々は分かりやすい善悪を求めるんだなと改めて心に留めた。
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