サム・ハーグレイヴとデヴィッド・リーチの共同作品ってだけに、期待していたんだが…
率直な感想を言うと、アクションもストーリーも総じて地味で、コレが本当にあの『タイラー・レイク』を撮った人のアクションか?ってぐらいに肩透かしを食らい、最後まで乗りきれなかった。
話題によく上がるワンカットシーンも、動きがもたつき過ぎでスピード感が足りないわ、カメラワークもただワンカットで撮っただけで何の工夫も感じられないわで、ひたすら退屈だった。
確かに、女性物のアクションとして見れば、体格で負ける屈強な男どもに泥臭く食らいついている点など、良かった所がまったく無かった訳ではない。
ただ、その見せ方が壊滅的に悪くて、せっかくアクション俳優として調子を上げ始めてるシャーリーズ・セロンを起用していたのに本当に勿体なく感じる。