Horace

アトミック・ブロンドのHoraceのレビュー・感想・評価

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)
3.7
75点

『アトミック・ブロンド』は、洗練されたスタイリッシュなアクション・スリラーで、満足のいくパンチを与えてくれる作品です。1989年のベルリンを舞台に、MI6のエージェントであるローレン・ブロートン(シャーリーズ・セロン)が、スパイ活動、裏切り、陰謀に満ちた危険な世界を駆け抜ける姿を表現している。

セロンは、タフなブロートンを魅力的に演じ、その身体的な強さと感情の複雑さを難なく体現しています。アクションシーンは圧巻で、巧みな振り付けの格闘やカーチェイスは観客をハラハラドキドキする。

筋書きが冗漫なこともあるが、見事な映像美と鼓動感あふれるサウンドトラックで、楽しいオアシスのような鑑賞体験ができる。ジェームズ・マカヴォイやジョン・グッドマンなど脇役陣も力強い演技で物語に最奥の深みと陰謀を与えている。

『アトミック・ブロンド』の核となるのは、セロンのスター性を見せつけ、正真正銘のアクションヒーローとしての地位を確立させるスリル満点な展開だ。洗練された映像、サウンドトラック、そしてハイテンションなアクションが魅力の本作は、このジャンルのファンにとって必見の作品といえるだろう。
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