おかみにゃん

ミッドナイト・バスのおかみにゃんのレビュー・感想・評価

ミッドナイト・バス(2017年製作の映画)
3.0
2018 2/20 妻に出て行かれた高速バス運転手の主人公高宮は、東京の恋人の前では男、地元新潟に戻れば父親となる。元妻の父親の入院が引き金で、各々の人間関係に変化が生じる。
親子・男女間の心の機微が丁寧に描かれていて、心の奥のわだかまり少しずつ溶けていく静かな映画。
初め、なぜ新潟が舞台なのかがわからなかったけど、決してエアコンでは味わえない、石油ストーブや薪ストーブのようにじんわり柔らかい新潟の"人の温かさ"を表現するためだったのかと思った。
登場人物のわだかまりの溶け方が、じんわ~りしてて新潟っぽかった。
ただ私が単純な南の人間だからか、主人公の優柔不断さにイライラ、そしてラストの展開は理解し難かった。