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ヘルタースケルターのnaoのレビュー・感想・評価

ヘルタースケルター(2012年製作の映画)
3.2
生理的にかなりキツかった…、初めて湊かなえの「告白」を読んだときのよーな感覚だった。
原作は漫画?
なら、あの登場人物みんなが気色わるいのにも うなづける。

色と音のインパクトが凄かった。
主人公りりこの精神状態や状況をあらわしてるであろう音響は 映画館で観てたら、心臓バクバクしてたと思う。
全体的に、蜷川実花っぼい!って色遣いだったけど、主にりりこの部屋やドレスにつかわれていた赤色は自分にはきつすぎた、
水族館の青と記者会見の白は キレイだった。

りりこを演じた沢尻エリカが すんごく美しかったけど、もともともってるものだけじゃなくって、この役のためにきっと頑張ったんだろうなって想像できる。本人は原作のりりこにリスペクトをもってると言ってるし、漫画は読んだことないけど、きっと りりこに かなり近くまで迫ってたんじゃないかな。。
監督と出演者が役柄の衣装?で開いた公開発表の会見では、記者の質問にキツめに返したり、
今となっては、沢尻エリカとりりこってすごく重なる部分があったんじゃないかと思ってしまう…けど

感じた気持ち悪さの原因として、
なんでもすぐ話題のものにとびついて、よくわかんないのに好きなこと(思いついた、言いたいこと)を言ったり、拡散したりする 世間の怖さ、
が、一番だと思った。
そういう怖さもめちゃ表現してるし、ハラハラドキドキ感や、これからどうなっていくんだろうって展開が楽しみで、気持ち悪くても途中で観るのをやめようとは思わなかったし、作品としては おもしろいと思った。
あと、エロいなーかなり
この部分でも映画館で観てたら やられそーだ。
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