この時代に、ここまで振り切れた作品は珍しいかも。天才の頭の中、ハイパーバットトリップムービー。
ホドロフスキー的呪術もかんじられるが、徹底して下品なグロ描写なので神聖なものにはなっていなく、そこが良かった。
本業は音楽家でMVは慣れているだろうが、副業の監督デビュー作でこの飛び方は快挙。本業で映画一筋でもくだらない監督は職を奪われるだろう。
音楽もブッ飛んでいるが、映像もスゴイ。
万人には勧められないが、アート映画、トリップ映画好きには必見、納得の作品。
えらいもの観せられた、満足。訳わからなくても、キモくても、良い。笑ってみられる。
アートはクソでもある。クソはアートでもある。本作が只のアート、只のクソとしか感じられないのなら、もう少し感受性をクソと煮込んでみてはいかがでしょ。
次回作も楽しみ。
