ちょうどいい

あしたは最高のはじまりのちょうどいいのレビュー・感想・評価

あしたは最高のはじまり(2016年製作の映画)
4.3
これは泣ける。プロットも割といいんでないかい。

序盤の描写に巧緻さが足りず上滑りなので、グリップされずに中盤へ、という感じだがサワリからはなるほど惹き込まれます。

折しも共同親権の改正案が今国会(通常国会)
に提出され生煮えのまま成立を迎えそうなのだが、当作品もそういった意味で非常に示唆に富んでいた。

自分が育ててきた感情の大きさ(渡したくないという意地も包含されているのだが)≠子どもの親に対する情愛。

描写にいささかの杜撰さもあり、舞台がロンドンなのでフランス映画の佳作にあるアノ空気感はそこまで感じられなかったが、もちろんこれも佳作です。

伯爵夫人付侍女バクスター