めたわに

エジソンズ・ゲームのめたわにのネタバレレビュー・内容・結末

エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

1800年代後半の電流戦争を映画化したもの。我々の生活に大きな影響を与えたイベントです。といっても発明王エジソンの存在自体が我々の生活を大きく変え今に至るのですが。

直流VS交流と聞くとエジソンVSニコラ・テスラと思っていたが、本作では汽車のエアブレーキを開発したジョージ・ウェスティングハウスなる人物が。天然ガスの輸送システムを作るなど、彼も幾つもの発明をした1人なんですね。この時代は多士済々すぎ。

各都市でプレゼンを行い交流システムか直流システムを選んでいったというのは、送電黎明期らしいエピソード。

また直流派のエジソンは、交流派のネガキャンとして、開発され始めていた電気椅子に交流を採用、動物を使った公開処刑で全国行脚させたとのこと。ちなみに、交流による人間の死刑執行自体を「ウェスティングハウスする」という動詞にまでしたらしい。まさに戦争…。

エジソンがフィラメントを改良し長時間使用に耐えるようになった様子を興奮して語るシーン等、世界を照らす発明それに関わった偉人達の様子が描かれており、ワクワクし楽しめます。


ちなみに今度エジソンの映画を作るなら…「エジソン最期の吐息」を願います。
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