みかん

エジソンズ・ゲームのみかんのレビュー・感想・評価

エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)
3.5
約4ヶ月ぶりに映画館へ足を運びました。
映画館再開はほんとに嬉しかったし、MCUの過去作上映も行くかかなり迷いましたが、久々に見る映画は新作が良いなと思い同日公開のDr.ドリトルとも迷って今日はこちらにしました。

そして、やっぱり映画館で映画を見るのが好きだなって思いました。
この4ヶ月、家でもちょこちょこ持っているディスクを見返したりはしていたけど、なかなか見たことない作品に手をだせてなくて。
私の場合は家だとスマホとか途中で見ちゃったり、他のことに意識がいっちゃったりして完全に映画に集中できる環境じゃなかったりするから、あの作品に没頭できる空間がやっぱり堪らなく良いなって思いました。
金曜のレイトショー、こんな状況なのでまだ人もかなり少なくて寂しい鑑賞ではありましたが、少しずつ日常を取り戻せている気がして嬉しくなりました。
予防もちゃんとして、また足を運びたいと思います。

本作は、ベネさんとトムホが見たいって理由だけで、あまり前情報いれることなく鑑賞。
ベネさんはほんと偏屈で神経質な天才役がはまってる。
ベネさんへの入りがSHERLOCKからのイミテーション・ゲームだったのでそういうイメージが強いからかもしれないですが、今回もすごく良かったです。
ベネさんの瞳って、色の薄さからくる透明感というか、表現が難しいんですがかなり特徴的だと思うのですが、その神秘性も相まって役どころに説得力が増している気がしています。
脚色はありつつも伝記映画なので、ストーリーとしては淡々と進んで感情的に盛り上がるわけではありませんが、こういう作品は役者の良さが際立つし堪能できて楽しいです。
自分の発明やアイデアに人生をかけた男二人の電気戦争は、電気で人々の生活を照らすという希望を口にするその裏で本人達の意思に関係なく技術を求められ、お互いの技術を蹴落としながら自分を見失い泥沼化していきます。
ライバルという綺麗な関係では言い表せない二人ではありましたが、ラストシーンはアイデアを探求し高みを目指した天才同士でしかわかり合えない繋がりが確かに感じられ、純粋に自分のアイデアに夢見ていた瞬間を共有した二人に絆が芽生えたようにみえました。
始まりはどちらも一緒だったんだよな、と。
このラストはとっても良かったです!

あと、他の役について。
トムホはほんと可愛かったです。。。
正直、MCUファンとしてはベネさんとの共演ってだけで嬉しかったし楽しかったですが、エジソンの信念を尊敬する腹心で、気難しい彼に苦言も呈することがきる唯一の友人を好演していたと思います(おひげともみあげは個人的に似合ってないと思いましたが笑)。
マイケル・シャノンはどっかで見たことあるってずっと気になりながら見ていたけど、最近ではナイブズ・アウトにも出ていました。雰囲気ちがってて全然わからなかった。。。
あと、ニコラス・ホルトも見たことあるけど全然思いだせなくて、調べたらマッドマックスのニュークスでした!言われて見ればそうだ!
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