元死刑(絞首刑)執行人の男を巻き込んだ密室ブラックコメディ。
マクドナー作品は皮肉や揶揄が多すぎて合わないことがあったり、語学力がないために言葉遊びが理解できず、残念ながらわからない笑いがあるんですよね。(「The Cripple of Inishmaan」で撃沈しました…ラドクリフくんはすごかったけど!)
だから、苦手な作家さんなのかもなぁと思っていたのですが、本作はとても面白かったです。
それでもブラックに変わりないマクドナーの世界。可笑しみを感じられたのはキャストとの相性が良かったのもあるかもしれません。
ちょっと小太りな娘役のBronwyn Jamesが可愛くて!可笑しくて‼︎大好き!彼女の好演に本国でも期待が高まっているようです!
いやぁ〜帰って縦ロールの練習したくなるくらいハマるキャラ!最後のシーンなんてサイコー‼︎
これ映画化して欲しいなぁ。
デヴィッド・モリッシーもいいけど、コリンとかでも観たいなぁ。あの青年はジェシーなんぞでどうでしょう?モチロン娘役は彼女のままで‼︎
後、NTLのカメラワークがとても好みなんです。俯瞰で舞台装置もわかるし、心情を語るシーンはちゃんと寄ってくれる。個人的には昔の海外ドラマ(フルハウスとか)みたいだなぁと感じていて、とっても見やすいんですよね。
言葉や距離の壁を越えて届けられる幸せ。期間や上映場所、時間の制約はあるけれど、「今年もまたNTLに行こうかな!」と思わせてくれる開幕に相応しい素敵な1本でした。