めかぽしや

ナショナル・シアター・ライヴ 2017 「ヘッダ・ガーブレル」のめかぽしやのレビュー・感想・評価

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イプセンの戯曲は初めて観ました。
あまり素養がない事もあって
主人公ベッダの気持ちが1㎜も分かりませんでした。
退屈な日々が大嫌い、
変化を望むけど
自ら結婚をえらび
鳥籠の中の鳥になってしまった事を嘆く。
常に不満気、
大きな嫉妬心。

でも、なぜか心に残るのです。
多分、演出がミニマルでかつ斬新だったからかな。
外からブラインドを通して差し込む光の影は牢獄のようだし、
沢山飾られている花をぶちまけ
壁にホッチキスの大きいので打ち付けていったり、
トマトジュースまみれの屈辱とか
一つ、一つがドキッとするんです。

違う演出で違う役者のを観たら
全く違う感じなんでしょうね。
イプセンの作品の経験を積んでおかんとー!
めかぽしや

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