ゆりな

南瓜とマヨネーズのゆりなのレビュー・感想・評価

南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)
3.4
私、絶妙に1990年代のおしゃれ漫画が合わないんですよ。

合わないというか、ついていけない。ついていけない自分は損。
バイトにフリーター、タバコ、バンドマン、彼氏と同棲、田舎からの上京。
そこには絶対に自分がなれなかった人生が描かれているから、苦手というより本当は羨ましいんだと思う。
(でもこの辺りの漫画が好きな子が友達に多くて、みんなおしゃれで自分だけの繊細さを持ってて、いいなぁって思う!)

今の時代は趣味や副業でバンドマンを目指せるけど、自分が大学生でまだ就活もしていない年齢の頃「深夜バイトで身を削ってバンドマンするより、9時17時で公務員やって、退勤後にバンドマンやる方が絶対に効率的」とTwitterで見かけて、ほんとにそうだなと。

臼田あさ美は本当はもっと可愛いよ!!!(笑)
本作だと役柄のせいかやつれていて、初期の石原さとみみたいだけど。

「問題のあるレストラン」見たばかりなので、冒頭のお金欲しいんでしょ?で、ツチダ(臼田あさ美)が納得していないのに、おっさんにコスプレさせられるのは見てて辛かった、なんて世間知らずなんだよ、ばっきゃろう!

せいいち(太賀)が出てきて、バンドマンたちがごちゃごちゃ言ってるシーン、頭悪すぎて、なにっっひとつ理解できなかった。そんなことある?

人のことを支えて、こんなに貢ぐことができるのに、ツチダは自分に自信がないのかな?だから無神経だったり、傲慢な男が好きなっちゃうのかな。

この映画、全体的に辛かったのは、ツチダが全く幸せそうじゃないところ。
「来世ではちゃんとします」の桃ちゃんだってクズだし、人生ハードモードで試行錯誤してるけど、きちんと日々を楽しんでいたりして。
ラスト以外でも、もう少しハッピーなところ見たかった!

「ハギオはいつか絶対いなくなるからいいの」って言っているところにもちょっと驚いた。
私の読みだと絶対に、男が勝手に出てくけど、数ヶ月に連絡来て寄りが戻るカップル多いですけどね。
または、こんなに尽くせて、人生ハードモードの女の子だったら、また素敵な人に巡り合えるよって思う。

きっと原作読むとまた空気感、違ったのだろうな〜!
ゆりな

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