このレビューはネタバレを含みます
ミュージシャンを目指す同棲相手せいいちは無職で家でブラブラしている。
主人公ツチダはキャバクラの仕事、愛人の仕事を始める。
ツチダは元カレハギオとも付き合っていると言えるのかもわからない微妙な関係。
登場人物が揃ってダメダメだと思う。
しかし、スクリーンで繰り広げられる人物・光景はどれもリアルで面白いのだ。
「あ、これわかる〜。」と共感するシーンがいっぱい。
二股をかけつつどちらの彼にも不満なツチダが口にする台詞が面白い。
後半からラストにかけ、清々しさが残る作品だった。
ツチダとせいいちの関係がダメになって初めて映し出される2人が同棲を始めた頃のシーン、笑顔のシーンが印象的だった。