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空飛ぶタイヤのTRBのレビュー・感想・評価

空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)
3.8
町工場で新たな技術が開発され、それに伴いタイヤが浮く現象が発生

車を飛ばそうと考えた町工場の社長と、利権の対立から阻止を目論む大手企業の闘いに発展していく

と言うようなことは決してナイ

タイトルだけで勝手に想像した空想な妄想

流石は池井戸潤、企業とそれに巣食う闇を描くのがとても上手い

喧嘩の仕方をわきまえてる


父親から受け継いだ中小運送会社、赤松運送を経営する赤松徳郎

ある日、自社のトラックがタイヤの脱落事故を起こし人が死んでしまった

事故原因は整備不良とされ警察からの追及を受け、その結果倒産の憂き目にあう

しかし、社員の点検書類から整備不良ではなく車自体に欠陥あったのではと考える

自社の無実を晴らす為1人動く赤松だったが、次第に驚愕の事実へと行き着く


いや〜おもろいがな

熱い、とてもアツイがな長瀬くん
ちょーカッコいいしたまらんよ〜男やで!

実はTOKIOがかなり好きだったりする

同様の事案を調べ上げ、みんなが泣き寝入った巨大企業に闘いを挑む姿が男らしい

半沢もそうだけど、苦境に魂を燃やす反骨精神の描き方がたまらない

燃えるぜ〜

事故以降、信用を無くし仕事も無い
銀行にも見放されて資金もショート
従業員を養う事が出来ない状況で

甘言にNOを突きつけて、信じた茨の道を孤独に歩んでいく

この背中に熱くならなきゃ男じゃねぇ

そして、企業側にも不正を内部から正そうとする正義を持った男にディーン藤岡

対照的な男としてまたカッコええやん

最初こそ面会をかわしたり大手の傲慢さや不誠実さを思わせるが、内部の事情に目をつぶらず外に向けても落とし所を提案するなど獅子奮迅の働きを見せる

子供っぽいケンカではなく、大人の喧嘩の流儀をよく心得たシナリオ展開なので見ていて非常に面白い

そしてなによりカッコいい

大手ならではの企業体制への批判を描きながらも、その実、現代の闘う戦士たちを描いた作品。

なるほどな〜それで空飛ぶタイヤだったのか〜

勝手な想像でBTTF2の空飛ぶ車が出来るまで、みたいな展開を勝手に妄想したけど

んなわけない

ただ妄想が膨らみ過ぎて脚本書けんじゃねえ?って1人でワクテカしてる

オファー待ってます!
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