レオン

コンフィデンシャル/共助のレオンのレビュー・感想・評価

コンフィデンシャル/共助(2017年製作の映画)
4.0
見逃し韓国話題作  (★平均3.7 アマプラ見放題)
私は続編より高評価! クライムアクションだが、目頭が熱くなるシーンも2カ所あり、続編より遙かにシリアス。

まず主演ヒョンビンが、続編より痩せていて、痩けた頬が北のエリートっぽく、国命を負った責任感も表情に表れていてGood。

対するユ・ヘジンは、家族からルックスが「破壊的・・」との台詞に爆♪ ヒョンビンに当初は赤子の手を捻る様に遇われるが、やる時はやる!のガッツを見せ、次第に信頼を得る、両者の心理描写がGood.

序盤の横断歩道に飛び出し、走行車に接触しながらも交わすシーンは、無数のアクション映画を見ている私でも、「ウワッ!」と声が出てしまった。 どんな派手なCGアクションより、こういう実写危険シーンの方が遙かにインパクトがある。 (ジョン・ウィック4の広場カーシーンは今作を参考にしたのでは・・と思うほど)


↓ややネタバレ


そして後半、ヒョンビンがギソン大佐を追い詰め、カン刑事に台詞で、亡くなった恋人と思われる女性が、妻であった事を伝えた瞬間(見てる方も初めて認識)、涙が流れる。 そう、彼は妻が亡くなった現場でも涙を見せていない。
その無念な思いが、見てる側にも伝わる・・。

カン刑事も妻子を誘拐された事を知った瞬間、絶望の表情。 そして恥も外聞も捨てて、ヒョンビンに「助けて欲しい・・」と懇願する・・。
この辺の描写がハリウッド作と違うところで、ハリウッドなら「I need your help」と当然の如く電話し、相手も「Ok」なのだろうが、国(北)へ「金型」を持って帰れと別れた相手に、やはり戻ってくれとは、易々とは頼めない東洋人独特の義理筋を感じた。 そのリアルな表情と言葉に、再び目頭が熱くなる。

派手さやユーモアは続編の方が上だが、人物描写の表現がなにより"ささる"私には、この第1作目の方が★が当然高くなる。 3.9を付けようと思ったが、続編★平均が4.0なので、それより低いのは・・なので★4.0に♪
(最近ちと甘いかな・・)

高制作費の大作でないにも拘わらず、物語・人物描写・アクション・ユーモア、等全て平均以上に感じてオススメ♪

PS
他の方レビューを見て、(私同様)続編を先に見てしまった方の多さに笑♪  そりゃ、あのタイトルでは2作目とは気付かんわ。  (原題には2とあるのに!)
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