北朝鮮の刑事イムは偽札(米ドル)を作る組織を追い詰めていたが、逮捕しようとした矢先に、上司の裏切りに会い妻を殺されてしまう。
犯人一味は、偽装紙幣の銅板を持ち韓国へ逃亡。
北朝鮮は、銅板を取り戻すために、韓国へ極秘捜査の協力を求める。
そして、韓国側からは、カン刑事が捜査を担当することになる。
バリバリのハードボイルドを期待していたのですが、違いました。
韓国側の刑事がいわゆるダメ刑事で、捜査でヘマをしていて3週間の停職中という設定でした。
コメディ色が多少入っており、娯楽性の高いものでした。
そこそこ楽しめた作品です。
アクションシーンも決まっていましたが、「そんな物を北では武器にするのかよ」という所では笑ってしまいました。
また、北の刑事が「南では貧富の差が激しいが、北では皆 平等に貧しい」と言ったり、裏切った北の将校が「人民のための国を作れない共和国への復讐だ」と嘯くなど政治的なメッセージも印象に残っています。
エンドクレジットにも後日談の映像が流れて来ます。
最後まで見て下さい。
* 韓国の刑事は広島カープの新井選手に似ていました。