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ワイルド・スピード/ファイヤーブーストのtakumiのレビュー・感想・評価

4.5
最強無敵のワイスピファミリーに立ちはだかるのは、かつて倒した麻薬王レイエスの息子ダンテ。ドムはファミリーを復讐に燃える最強の敵から守り抜けるか!

ワイスピシリーズ第10作。二部作(のはずが三部作構成に?)となるシリーズ最終章!無理が通れば道理が引っ込む、整合性はなくても勢いがあればなんでもオッケーなワイルドアクション映画でした!

無茶苦茶すぎてかなりトーンダウンした前作とは打って変わって、シリーズを終結させるという勢いのありすぎる一本筋が通っているおかげで過去最高の後付設定と無茶苦茶さも何のその!

今作は何と言ってもスーパークレイジーサイコマッチョな悪役モモアマン(じゃなくてダンテ)。ジョーカーばりの悪知恵とクレイジーさに、ジェイソン・モモアのお茶目ギャル感がプラスされてかつてない強力な味わいの悪役です。さすがにコイツは味方にはならないなという逆の安心感も(笑)

ダニエラ・メルシオール(スースクとかガーディアンズにも出てたけど、ビジュが良すぎるんだ…)やブリー・ラーソン(靴!)、ジャック・リーチャー役で結構キテるアラン・リッチソン(次作ではステイサムと対戦希望!)などの新参組も良かったし、ちょびっとだけどリトルノーバディも出てきて嬉しかった!急におもしろマッチョおじさんになったジェイコブも出番も多いし良かったなあ…

クソデカ鉄球爆弾、キャノンカー、ヘリコプタージャイアントスイングなどなど中学生が考えたようなIQ低すぎ(褒めてる)アイデア連発のアクションは当然の大満足。格闘アクションもモリモリで、シャーリーズ・セロンの多人数を相手にしたスピードと荒っぽさの融合したファイトシーンは興奮したし、ハリウッド二大最強姉貴がぶつかり合うミシェル・ロドリゲスとの夢の対戦カードも良かったです。

ステイサム推しとしては出番が少ないのは残念だけど、ピンポン即逆ギレ背負投の潔さとママ愛は美味でした。

監督交代もあっての突貫工事で空中分解寸前のストーリーでしたが、ドムが車ビューンと走らせて、ニトロでドカンと加速すれば全て解決!アベンジャーズインフィニティウォーばりの終わり方に加えて、びっくり仰天のサプライズ二連発もされちゃあ、次回作が待ちきれない!!考えるな、感じろ!のマインドでぜひ劇場でご覧あれ。

追記
パンフレットは情報量やや少なめですが、インタビューやレビュー記事など平均的な出来でした。アクションシーンの制作秘話とかも欲しかったかな。
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