アクション映画にリアリティもクソもって思うけども。シリーズを重ねる毎にスペクタクルの上乗せの更に上乗せを繰り返して車も街もドッカンドッカンと派手にぶっ壊していけば倫理なんてスッ飛んでいってどこへやらだ。それなのに敵も味方もファミリーという非常にドメスティックな理由で動いてる変な映画。この歪さこそアメリカ。
モラルなんて低下させてバカになって観るのが醍醐味だと思うけども。破茶滅茶なこと毎回繰り返してるだけなんだけど敵の格が落ちたりしないし現実離れしたカーアクションもよくこんなこと思いつくなっていう破壊のアップデートを毎回成しており決してダレないのが凄いな。
そんでもってちゃんとシリーズを終わらせにいってるのが素晴らしい。ちょっと完結に向けてお預け感あるけども、でも充分以上に元は取れるだろうアクションてんこ盛り。
ハリウッド進出以降はどうにもパッとしなかったルイ・レテリエが今このハリウッド一番のドル箱シリーズに起用されたのも嬉しい。ステイサムをアクションスターへと仕立て上げたその人だけに本格的な大暴れを次回で期待したいな。
