NoAceJustYou

ワイルド・スピード/ファイヤーブーストのNoAceJustYouのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

2023/11/12鑑賞。69点。
6作目以降、アクションは右肩上がり、脚本の質は右肩下がりの本シリーズだが9作目よりはマシ。
シリーズの中では比較的傑作な5作目の続編的立ち位置。

〈あらすじ・ネタバレあり〉
5作目【ワイルド・スピード MEGA MAX】にて、自由を手にするためリオ・デ・ジャネイロの裏社会を牛耳るレイエスから1億ドルを盗み出した指名手配犯のドミニク・トレット(演. ヴィン・ディーゼル)とブライアン・オコナー(演. ポール・ウォーカー)たち。
ドミニクたちを追っていたFBI捜査官のホブス(演. ドウェイン・ジョンソン)は部下を殺したレイエスを射殺し、一度は追い詰めたドミニクたちを見逃した・・・。
唯一生き残ったレイエスの息子・ダンテ(演. ジェイソン・モモア)は、金を奪ったドミニクたち、父を殺したホブスへの復讐のために計画を練り、遂に実行に移す。

まずダンテは、ドミニクたちを追い詰めるために必要な武器とテクノロジー、兵隊を手に入れるためサイバーテロリストのサイファー(演. シャーリーズ・セロン)の前に現れる。
ダンテは予めサイファーの部下たちを調べ上げて彼らの家族を人質にしており、サイファーは部下たちに裏切られて孤立。
武器も部下もテクノロジーも全て奪われてしまう。

妻のレティ(演. ミシェル・ロドリゲス)と息子のリトル・Bと平穏な日々を過ごすドミニクを、負傷したサイファーが訪ねてくる。
サイファーは、ダンテがドミニクと彼の仲間たちを狙っていると明かし、その後政府の極秘諜報組織【エージェンシー】によって逮捕される。

その頃ローマン、テズ、ハン、ラムジーの4人は【エージェンシー】から仕事を請け負ってローマへ飛ぶが、そんな作戦は存在せずダンテが仕組んだ罠だった。

スーパーコンピューターのチップが積まれた輸送車を乗っ取るテズとラムジーだったが、その中身はダンテによって仕組まれた爆弾。
輸送車からの脱出には成功するものの爆弾はバチカン市国とローマの境目で爆発、ダンテの情報操作によってドミニクたちは爆破犯に仕立てられて追われる身となり、レティは【エージェンシー】に逮捕される。

前作でミスター・ノーバディは失踪、リトル・ノーバディが今回ローマで負傷したことから【エージェンシー】の新たなリーダーに任命された捜査官のエイムスは、ドミニクたちを生死を問わず逮捕しようと躍起になる。

ミスター・ノーバディの娘で【エージェンシー】の捜査官であるテス(演. ブリー・ラーソン)は、ドミニクたちが何者かにハメられたと見抜き、世界最高峰の監視システム【ゴッドアイ】のコントロール・デバイスを奪う。ドミニクたちの無実を証明するため、単独行動を取ることに。

表立って行動できないドミニクは、傭兵の弟・ジェイコブ(演. ジョン・シナ)に連絡を取り、ロサンゼルスで暮らす妹・ミア(演. ジョーダナ・ブリュースター)とリトルBを【エージェンシー】から守り抜いてもらう。
リトルBの安全を考えてミアは1人で行動し、リトルBはジェイコブと一緒にポルトガルを目指す。

旧知の仲であるマグダレーン(演. ヘレン・ミレン)の手引きでナポリに潜伏するドミニクは、彼女からテスを紹介される。
かつての勢いは失いつつも、ダンテがリオ・デ・ジャネイロの裏社会で影響力を持っていると聞かされてドミニクは、決着をつけるためにリオへ向かう。

【エージェンシー】の管理する極秘施設に移送されたレティは、先に逮捕・移送されていたサイファーと再会する。
あらかじめレティの脱獄に手を貸して欲しいと頼まれていたテスは、彼女が自力で脱獄できるように手筈を整えて施設から去る。
だがレティは単独での脱獄ができず、サイファーの協力が必要になる。
仕方なく手を組んだレティとサイファーは、施設からの脱出に成功するが、そこは南極大陸・・・そんな彼女たちを迎えに潜水艦が現れ、そこに乗っていたのは死んだはずの仲間・ジゼルだった。

リオ・デ・ジャネイロ。
ドミニクの予想通りダンテはリオのストリートレースに現れ、ダンテの手下たちとドミニクを支持するストリートの仲間たちが一触即発状態に。
ダンテは、「ストリートレースでお前が勝てば捕まってやる」とドミニクに挑戦状を叩きつけ、レースにはリオのストリートレース・クイーンであるイザベルとストリートレースを仕切るディオゴが参加。
しかし、イザベルとディオゴの乗る車には爆弾がつけられており、ディオゴは爆死。イザベルは爆発の被害を受けて負傷するものの、なんとか生き残る。
イザベルの手当てをしたドミニクは、ダンテを取り逃してしまう。イザベルは、ドミニクの亡き仲間・エレナの妹だった。

回復したイザベルは、レイエスに夫を殺されて以来逮捕のためにあらゆる資料を保管していたエレナなら、ダンテに関する情報もあるはず・・・とドミニクに明かす。
ダンテにはソシオパスの傾向があり、レイエスの死後、組織も資産も失った彼が唯一持っている物は廃墟となった警察署だけだと分かる。

廃墟に向かったドミニクは、ダンテが自分の家族や仲間たちを監視・盗撮していた証拠を見つけ、罠にハメられたと悟る。
ダンテは廃墟を訪ねてくると見抜いており、ドミニクがやってくることを【エージェンシー】にタレこんでいた。

エイムスに逮捕されたドミニクは連行されるが、かつてレイエスを殺した橋の上で護送車がダンテたちに襲撃される。
エイムスはドミニクに力を貸し、テスも援軍に現れる。
しかし、テスの登場こそがダンテの狙いであり、彼女から【ゴッドアイ】のコントロール・デバイスを奪い取る算段だった。
テスとエイムスを部下に狙撃させたダンテは、コントロール・デバイスを奪い、リトルBを生捕にするべくポルトガルへ向かう。
負傷したテスをイザベルが病院へ搬送し、防弾チョッキを着ていたエイムスはドミニクと一緒にポルトガルへ向かう。

ローマでの騒動を受け指名手配中のローマン、テズ、ハン、ラムジーの4人はコンテナ船に乗り込んでロンドンに到着する。
ダンテによって全員の口座から金が奪われ、追い詰められた4人は腐れ縁の元諜報員・デッカード(演. ジェイソン・ステイサム)を訪ねる。
ハンはかつてデッカードに殺されかけた過去を水に流し、デッカード自身は母・マグダレーンがダンテの標的になっていることを知り手を組む。
5人は、輸送機に乗ってポルトガルを目指す。

ポルトガル。
ジェイコブとリトルBは最初にポルトガルの秘密基地に到着するが、【ゴッドアイ】を使ってリトルBを見つけ出したダンテが、大勢の手下を率いて襲撃。

ジェイコブはリトルBを乗せてダンテから逃げるが、執拗な追跡により車が損傷し、リトルBはダンテによって連れ去られる。
エイムスの輸送機から車ごと地上に着地したドミニクは、息子を取り返すためにダンテを追い続ける。
これ以上損傷した車を走らせるのが難しいと判断したジェイコブは、ダンテの手下たちを排除するために自ら激突して爆発を起こす。

カーチェイスの末、ドミニクはダンテからリトルBを奪還する。
ローマンたちも輸送機でポルトガルに到着するが、実はダンテの仲間だったエイムスの裏切りによって輸送機がロケットランチャーに撃ち落とされる。
ドミニクとリトルBは、追い詰められる・・・。

一方FBIの戦術訓練を受けていたホブスは、ダンテが自分を標的にしていることを知り戦いに備える。
※続編に繋がる
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