現在サブスクで観られるパコ・レオンを制覇すべく3連チャン。スペインの映画は短めで、週末にまとめていろいろ観たい私にはうってつけです。
本作も、1つ前に観たTOC TOC同様、ワンシチュエーション会話劇。でも始終シリアスです。「おとなの事情」のビジネス版って感じの、人間関係に次々綻びが出る心理劇。
面白いなと思ったのは、敵味方がコロコロと変わるのがはっきりとわかりつつも嫌味じゃないところ。色んなことを隠してビジネスパートナーやってきたけれど、そもそも仕事の付き合いでそんなに自分を曝け出すものでもないので、流れが自然でした。
大きなテーブルを囲んでの会話劇なので、ともすると静止画みたいになっちゃうため、やたらと動き回ったり席を変えたりするのに少し気が散ったかな。(もともとは舞台劇なのかな?)
7年間の服役がほぼ決まりつつある会社の不祥事発覚を前に、誰を犠牲にするかを話し合いで決めるという、斬新なプロット。小道具に使われるチェスがカッコいいんですよね。
ラストの暗い余韻も好き。この先どうやってビジネスパートナー続けていくんだろ。
それにしてもスタイリッシュな社屋やな!