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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男のshihoのレビュー・感想・評価

3.5
観よう観ようと思っていた作品。

ダンケルクは鑑賞済だからイケるかな!と思ったけどイギリスの国政もよく知らないからこんな感じだったんだ……へぇ……って印象で終わってしまった。

ただなんか、やはり国の長になるような人は生まれた時から政治家の家に生まれて、それが当たり前の立場なんだなぁと感じた。平民の私には多数のために少数を切り捨てる決断はきっと出来ない……。

第二次世界大戦下でも、国民は比較的普通に暮らしているように見えて(家族が戦争に行ってる人は多かったのかもしれないけど、普通に適齢の男性もいっぱい街にいたね)、同じ頃国民総動員でボロボロになりながら戦ってた我が国はほんとうになんだったの………狂ってるよ………という思いがより強くなった。

ゲイリー・オールドマンの眼力がすごいチャーチルだったけど、何分本物のチャーチル大統領の演説も聞いたことがなかったから、似ているかどうかも分からなかった。
特殊メイクの日本人の方は前にテレビ番組で観て知っていたので、また映画作品で彼の技術が見られて良かったなと思った。

『ダンケルク』のダイナモ作戦に至った経緯はわりかしアッサリしていてもっと詳しくやってほしかったという気持ちと、カレーの兵士の行く末(調べたら全員そこで全滅したわけじゃなくて捕虜になった人が多かったみたいだし)や国民感情はどうだったのかなど他に知りたいことが出てきてしまって一作品として満足出来なかった。

これなら実際の音声や映像が入った解説番組観た方が良かったかなと思った。作品が悪いわけではなくて私が無知過ぎたのと、多分求めていたものが違った。
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