言葉を操り、演説で人々を動かした。
戦争には反対なので、心はモヤモヤしていたが、とにかくヒトラーの言いなりになるのは首相、国民とも死んでも嫌だということだった。たしかに、差別に虐殺にという人間の下につくくらいなら、最後まで戦うというのもわかるかもしれない。
それから、死ぬまでと言いながらもどうせお前たちは上で支持するだけで生き残るんだろ、と前から日本の戦争映画を見るたびに思っていたけど、この人たちにとっての「死」は、本当に国が負けることなのかもしれないと思った。
そういう心持ちなのかも、とこの映画を見て考えさせられた。
僕にとっては、お前ら結局死んでないだろ、だけど、彼らにとっては国が負けること自体が自らの死に等しい、と。
原点に立ち返って、国民の意見を聞くというのはなかなか難しいのかな。