Pao

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男のPaoのレビュー・感想・評価

3.4
なるほどそういう視点で描いたかというのが第一印象。チャーチルの決断もさることながら周りの人間の視点をたくさん入れながら葛藤を描く。議会、国民、家族、秘書、そして一個人。誰もが国を想い、自分なりの最善を尽くす姿は尊敬の念を抱かずにはいられない。
さて、映画本編はと言えばチャーチルの決断に注視した内容かと思えば意外にも周りの人々の視点も多く拍子抜けした。かと言って悪い映画ではなく、むしろ素晴らしい映画だったが前情報をほとんど入れなかったため少し驚いた。相変わらず怪演のゲイリーオールドマンはチャーチルにしか見えない。本当にこんな人なんだろうと思ってしまう。脇を固める俳優達も本当に素晴らしくアカデミーを取るだけある映画だと感じた。
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