わに

濡れた二人のわにのレビュー・感想・評価

濡れた二人(1968年製作の映画)
4.3
『寝ても覚めても』を感じる。全裸でシゲオを待つ若尾文子の哀れな姿がなんともいえない。
「寝ても覚めても』ではアサコがあらゆる意味において帰る場所を失いかけて、結果的には物理的な帰る場所だけは取り戻してエンディングに向かったの対して、本作では若尾文子は物理的な帰る場所すらままならないまま、引きでバスを待つ姿を映して終わる残酷さ。

恋愛映画はこうでなくっちゃ。
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