あきしげ

シン・アルマゲドンのあきしげのレビュー・感想・評価

シン・アルマゲドン(2016年製作の映画)
1.5
宇宙スケールの設定に実際は庭先程度のスケール。

良かった点。

・地球がワームホールで移動する着眼点
・主人公が違う次元の自分と連携をする

悪かった点。

・ほとんどが空気キャラ
・主人公以外は尺の稼ぎ
・主人公がなんでもアリ
・スケールが庭先レベル

宇宙を題材にした低予算映画は悲しい。
なぜかというと、映像がすべてである。
低予算では映像の限界がすぐ到達する。

そうなってくると脚本が重要となる。
しかし、製作陣には実力がないです。
頑張って次元を使って工夫している。
でも、決して効果的ではありません。
なぜなら主人公のさじ加減で決まる。

登場人物もやたらと多いです。
その場面の間を持たせる目的。
役目を終えたら空気キャラに。
何人か統合しても問題はない。
ヒロインとなる二人も薄すぎ。
もっと描写しないとダメです。
そのせいでラストに違和感が。

本作は宇宙スケールの物語です。
地球がワームホールで移動する。
太陽が二つもある惑星系である。
場所なんてどうでもいいのです。
地球が危ないという演出を優先。
なので、細かい部分は気にせず。

予算がないので映像はショボイです。
CGを使っているだけでも褒めよう。
そのクォリティーは残念なのは周知。
宇宙が舞台のSF映画だと致命的だ。
映像でどれだけ魅せるかがポイント。
本作にはその底力がほぼありません。
従って宇宙よりも庭先レベルになる。

本作はタイトルだけで完結しています。
この大層なタイトルだけで充分だろう。

クソ映画としてネタが少ないから退屈である。
製作陣が頑張ろうとしているのはいいと思う。
ギリギリのところでゴミ映画を回避している。
あきしげ

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