あきしげ

X-DAY 黙示録のあきしげのレビュー・感想・評価

X-DAY 黙示録(2016年製作の映画)
2.0
常に正解の主人公、あとは頭が悪い行動をする。

良かった点。

・魔物の豊富なバリエーション
・主人公は常に正解の行動する

悪かった点。

・息子と元妻は中盤以降空気となる
・息子の恋人は別にいらないと思う
・魔物の設定と演出が低レベルすぎ
・そもそも対策していない頭の悪さ

タイトルで選んだらアルバトロスでした。
こういうオチは良くあるので問題はない。

月食とともに地下から魔物の大群がやって来る。
これが本作におけるストーリーの大部分である。

魔物は何者か分からない設定。
なぜか塩分が弱点とうい設定。
銃弾では簡単に死なない設定。
噛まれた体が魔物になる設定。

上記の設定は場当たり的な印象が強い。
場面を進める為に思いついた印象です。
魔物の設定をちゃんと煮詰めていない。
そのせいで場当たり的な印象を与える。

主人公だけがムダのない正解を引く。
あとは物語をかき乱すだけの存在に。
役目を果たすと空気キャラに落ちる。
このように登場人物の立ち位置が雑。
本作の脚本は行き当たりばったりに。

あとはショボイ魔物CG。
本作は質よりも量で勝負。
ただ、緊張感はないです。
大群がすぐ来ているのに。
絶望的に演出がヘタクソ。

大前提となる魔物の襲撃への備え。
ただ、避難所へ逃げるだけの無能。
普通なら管理システムを構築する。

本作は魔物が出入りするゲートがある。
ずっと空いている意味が分かりません。
普通は厳重に封印して警備体制を整う。
それなのに本作はほとんど何もしない。
全体的に漂っている頭の悪さが目立つ。

豊富な魔物のバリエーションは良い。
これをもっと活かすべきだったはず。
残念ながら監督には実力がなかった。
あとはショボイCGで頑張った程度。

もう一歩でゴミ映画になるところでした。
あきしげ

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