やましん

特別捜査 ある死刑囚の慟哭のやましんのレビュー・感想・評価

4.0
かつては模範警察官だったが
いき過ぎた捜査が原因で、今は、犯罪者に弁護士を紹介するブローカー。
そんな善人だか悪人だかよくわからない男が、財閥の嫁の冤罪殺人事件の真相解明と、冤罪犯の救出に立ち上がる。

宮廷時代劇『ムルゲ』のキム・ミョンミンが、刀を金属バットやパイプ管に持ち替えて、暴れまわる😁。
そして犯人に仕立て上げられた父親役キム・サンホの憎めないキャラと、父の無実を信じる娘役のキム・ヒャンギの一途なキャラがまた最高。
そして財閥の女ボス役のキム・ヨンエが、『パンドラ』で見せた息子想いの母親と対照的な冷酷キャラで、存在感がすごい。

映画の後半は、『頼むからその辺りで止めてくれ!』と叫びたくなるハラハラドキドキ感と、ユーモラス感が絶妙なバランスでした。

冤罪事件モノなので、韓国映画お得意の暗く陰惨なスリラーかと思いきや、少しクスッと笑えるユーモラスさもある軽めのタッチのサスペンスでした。
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