大上から日岡へ
わしらが護らねば
悪徳刑事そのものに見えた大上の真意
暴対法が施行される以前のヤクザとそれを取り巻く世界
ヤクザに迎合するのではなく、警察として市井の人々のために
大上の少々手荒な"教育"を受けるうちに
みるみる日岡の貌付きが変化していく
言葉だけでも
身振り手振りで説明したとしても
人にほんとうの気持ちを伝えることは難しい
"真剣"の語源である「刀剣を使った命懸けの勝負」がまさに繰り広げられ
そうして
広大出のエリートは
ヤクザと、街の人たちにとことん向き合う覚悟を身に纏う
それは、演ずる二人にも
役所広司から松坂桃李へ
役者魂が受け継がれていく
ようやく観ることが出来ました。
公開時にはあまりすすんで観ることのなかったジャンル…ヤクザ映画。
ここしばらく古い映画や白石監督の映画、先だって続けて公開された2つのヤクザ映画を観てきた今なら、というタイミングで試写会参加です
上映後に白石監督から興味深いお話を伺うことが出来て、今観る運命だったのだと実感。
この映画から3年後、昭和から平成へ…
LEVEL2でさらに肝の座った日岡を観る楽しみが出来ました。