rob

人生はシネマティック!のrobのレビュー・感想・評価

人生はシネマティック!(2016年製作の映画)
-
2019/03/24

第二次世界大戦中のロンドン。国民の士気を高めるために、映画会社はプロパガンダ映画の制作を依頼される。そこで起用されたのが、主人公であるカトリン…実績のない新人脚本家である。

女性が働くには劣悪な環境な中、周りに振り回されながらも意志を強く持ち、真っ直ぐ前を向いて歩いて行くカトリンの姿が眩しい。

そういえば、映画作りの映画…というのは初めて見たジャンルだったかもしれない。展開も予想できてしまうし、地味かなあとも感じた。ラストの急展開だけはすんなりと受け入れられなくて、必要だったのだろうかと疑問は持ちましたが、映画制作の背景や、戦時下の時代背景を濃厚に描いた良質なストーリーだったと思います。
良くも悪くも惹かれてしまうのは、『人生の一時間半を捧げたくなる映画』だったからだろう。

美しくも残酷で、しっとりと余韻の残る作品。
rob

rob