のんchan

ルージュの手紙ののんchanのレビュー・感想・評価

ルージュの手紙(2017年製作の映画)
4.0
ん〜これは正にフランス🇫🇷映画。
フランス以外の国では絶対無理だろうの雰囲気満載。
セーヌ川、ワイン🍷、タバコ🚬、ケリーバッグ👜、口紅💄、Kiss💋

フランスのベテラン女優2人。カトリーヌと言えば、ドヌーブとフロ❣️フロは巧い女優さん💕

パリ郊外でベテラン助産婦として仕事をしながら一人息子を育て上げたシングルマザーのクレール(フロ)。地味で真面目、仕事の息抜きはセーヌ川のほとりの土地で家庭菜園をして土いじりをするくらい。

ある日1本の電話が掛かって来る。
その声は、30年前に姿をくらませた継母ベアトリス(ドヌーブ)だった。父と不倫関係になり、実母を捨てての3人暮らしをしていたが、クレールが13〜14歳だった頃から消息不明。その後に父が自殺してしまう...

なぜ姿を眩ませたのか?
父を愛していたのか?
なぜ今頃になって...
クレールが悩んだ末に会ったベアトリスは、自分と真逆のド派手で自由奔放に生きている女だった。
そして脳腫瘍だと告白される😮

そこから始まる奇妙な2人の関係。
クレールがお人好し過ぎる感じはあるものの、見かけは笑顔が少なく割り切って生きている風。

この作品の中で5人の赤ちゃん👶の出産シーンがある。まるで本物の出産のように映しているが...

助産婦として誇りを持って仕事をしているクレールだが、経営不振の勤務先病院は閉鎖の煽り。それでも閉める前夜にも出産は続く。

人と人との因果、奇妙な繋がり、出会い、別れ、人間は生まれると必ずいつか死を迎える。生命の大切さ、偉大さ、そして優しさ...色んな要素が詰まっていた。

クレールは家庭菜園の隣人ポール(オリヴィエ・グルメ)と恋をします。冴えないオッサンで長距離トラックの運転手。でも全てクレールを理解し包み込む大人💞
ダルデンヌ兄弟作品でお馴染みの顔なので、フランス映画にちょっと違和感があったけど、なかなか味わい深くて良かった☺️

カトリーヌ・ドヌーブは当時74歳かな?まだまだ美貌衰えず、膝下の脚線美がとても綺麗でした😍
とにかくオーラ半端なく、この作品の役柄やファッションは地とそんなに変わらないのでは?というイメージ通り😁

フロは当時61歳かな?にしては若く見えるし、自然体の演技、少し裸体を晒しております。熟女のお色気たっぷりです💗

ラストの手紙がいかにもフランスっぽい✉️ってかドヌーブにピッタリ💋
観た者に委ねる形で終わるエンディング...
年齢を重ねた大人の女性なら理解出来る内容かな?


※クレールの職業を助産師にした理由が、監督自身の誕生秘話に重なっている。生まれた時に助産婦から輸血をして助けてもらったらしい。その時の助産婦に敬意を表して製作された。
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