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誰がための日々のoden8のレビュー・感想・評価

誰がための日々(2016年製作の映画)
3.1
あぁ…今日はこんな重い作品の気分ではなかったのだよ…。

これは、僕のこれまでの生き方と持論の問題やけど。
"誰かの為に生きているんだ"
"誰かの為にしているんだ"
なんて思考が基本的にゃ好きじゃないのよねぇ。全ては、てめぇ(僕)の己(僕)の為でしょって思うの。
家族や大切な人を大切に想うのは、その人達が素敵で僕には切っても切り捨てることができない。失いたくない人だから大切にしてるわけで。それは、その人の為ではなく。僕自身の為なのだ。勿論、それが回り回って"誰かの為に"なっていれば幸せでもあるのだけどね。

"誰かの為に"とかって堂々と謳われると、しんどいわぁ。息苦しい。それで病まれるのとか、ホンマに迷惑。
だったら、あなたはあなたの為に生きて頂けますか。ってなる。それでも、お互いが必要なら…自然と支え合えるやん。

こんな考え方の僕が観て、素直にこの作品の登場人物達の心情を感じとることなんてできへんのよね。生き方が違い過ぎるんだわぁ。

"誰かの為に"を言い訳にされたくないのですよ。その"優しさ"って…温度ある?

双極性障害を持つ男性とその父親の物語。
双極性障害と向き合うこと。その人自身も一緒にいる人も。それは、言葉で表すことも…映画を観て伝わってくるものではない。

ずっとお互いが、暗闇の中を幽かな希望を糧に彷徨う感じ。
"おかしいのは誰??アナタ?それとアタシ"の答えなんてないんですよね。
それでも、無理くり答えを出すのであれば。"アナタはアナタでいいんだよ。"としか言えない。だから、アナタはアナタだけの幸せを大切にしてくれればいいのです。
"誰かの為に"である必要なんて、ありますか?
僕が僕の為にアナタを選んで一緒にいるんやから。アナタはアナタの為にアナタでいてくれればそれでいいんです。

この作品の中でも、過剰な演出で好みではないものの…心の混沌具合は描かれている。双極性障害を知る、ほんのめちゃくそ僅かなキッカケ程度にはなるのかなん?ん??

僕にとっては、過去の経験を抉られる…ただのモーションセンサー爆弾映画でしたわん。
途中で拒否反応起こして寝てもたわ〜。目が覚めて、見返したけど…こんな深い時間に観るもんやないわな。
ズッシリ闇モードになってもうたやないかぁ〜いっ!!!(邪っ気退〜散🤞www)
明日は心の闇を封じ込める魔封波探しに行こ〜っと💞www

Cast(役者·キャラ) 4
Story(物語) 2.5
Architecture(構成) 2.5
Picture(画) 3.5
Acoustic (音) 3
22-513
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