勝沼悠

PEACE BED アメリカVSジョン・レノンの勝沼悠のレビュー・感想・評価

3.9
 ジョン・レノンが反戦思想故にアメリカ政府に睨まれた60年代後半から70年代前半の様子を、当時の映像と様々な人達の現在のコメントから追ったドキュメンタリ。

 これは貴重な映画である。
 当時、ジョン・レノンが様々な思想家とつながりとんでもない影響力を持っていたこと、FBIなどがなりふりかまわずそれを潰そうとしていたことがよく分かる。不法滞在での国外退去なんてまさに法や国家の暴力だ。
 ビートルズやレノンの曲がたくさん流れて思わずグッと来る。

 この映画が2000年代につくられた意味をよく吟味したい。
勝沼悠

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