自暴自棄になったところの前後のシーン辺り、もうとにかくハラハラで手に汗握るほど。
それでもサリーは視力をほぼ失う中、劇中には描かれてはいないけど、並々ならぬ努力を重ねたんだろうなと思う。視力を失う前と同じように生きようとするなんて、簡単な事じゃないよね。自暴自棄でバカをやったけど、サリーの心の綺麗さは、周りの人を見ていればわかる。マックスがいてくれて本当に良かった。他人でこんなに支えてくれる人は、すごく貴重だよね。出逢いにも恵まれていたのかもしれないけど、サリーの心が綺麗だから、同じように他人を優しく包み込める心の綺麗なマックスが引き寄せられてきたんだよねきっと！どんなことがあっても見放したりしないマックスに、涙しそうになった。
このタイトルにある、5パーセントの奇跡がサリーに起こっていたんだとしたら、それはマックスに出逢えたその瞬間で、その後のことは奇跡なんかじゃなく、サリーの美しい心が奇跡を必然にしたんじゃないかなって思うんだ。彼の負けない心が、奇跡も偶然も必然として彼の周りで起こっている。自然が起こした奇跡なんかじゃなく、彼自身が努力の末、手に入れた素晴らしい奇跡なんだって。
失ったものは大き過ぎてもし僕だったら毎日泣いてばっかりで立ち止まったまま動けずにいるんだろうけど、サリーの前向きな姿勢と強さを見たら、どんなものを失ったとしてもまだ全てを失ったわけじゃなくて、人にはきっとどこかに希望は必ず残っているんだって教えて貰えた気がする。険しい道が約束されていたとしても負けるなってね。
サリーの努力が試験官含めみんなの心を優しく溶かして、最後は全員で和気あいあい。またそれにも涙涙。
久々に心温まる感動のヒューマンドラマを観たなぁ。このご時世、人との繋がりは薄れてしまうけど、でもやっぱり人との繋がりは素晴らしくてとっても素敵だよね！
